小説
読書にまったく縁がなかった。
皆さんは今までにどれだけの小説・書物を読んだだろうか。
ワタシは残念ながら、ついこの間まで読書にまったく縁がなかった。
今思えばかなりもったいないことをしたと思う。
今までにどれくらいの書物を読むことができたのだろう。
読書によって身に付けた感受性や表現力は、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力に大きな影響を与える。
人との円滑なコミュニケーションや仕事でのプレゼンテーション能力は、短期間で身につくものではなく、さらにいうと人の品格は、そういうもので培われているのではないだろうか。
特に、子どもの頃の、間違った先入観が失敗だったのかも。
読書は負け、という訳の分からない価値基準が、クラス内で蔓延しており、読書好きな女子がたまたま大人しい子だったこともあって、その勢いは更に加速したものであった。
読書は暗いというイメージも、なぜか持っていた。
図書係りという仕事は、当時の男子にとっては屈辱で、女子の専門係りという一方的な押し付けもあって、先生もホトホト困っていたと記憶する。
ホントに勿体ないことだった。
担任は大らかで、そうした男子の考え方を頭ごなしに叱るわけではないが、読書の大切さを静かに語ると、その説得力に男子は全員、黙り込んだものである。
そんな私は、恋愛小説のファンになり、お蔭で大切な人とも一緒に過せるようになった。
プロポーズの代わりに、自宅で結婚指輪を試着可能なサイトを発見したので、そこにこっそりと注文をしておいた。
最近読んだ小説から学んだこと
最近、女性が書いた小説をよく読みます。
その小説に出てきた主人公の話をしてみようと思います。
主人公は女性で、ディスカウントショップの店長です。
特にこれといった特徴もなく、ふくらはぎがししゃものような女性です。
小さな背丈で、少しふっくらとしています。
そして、特にこれといって好きなものも嫌いなものもない。
店長は自分に自信がなく、全ての物事(大小関わらず)を決められない性格をしています。
しかし、ショップでの業務と、店員とコミュニケーションを取るにつれ、女性の周りの生活が変わっていきます。
私は、(境遇は違いますが)その姿と私の姿を重ね合わせました。
その女性は自信がありません。
女性の母親の言うことをなんでも聞く、というか聞かざるを得ない。
自分の信念というものがないから、母親、友達に強く言うこと、反発することもできない。
そんな状況から、就職して、色んな人たち、個性ある人たちと接していくうちに、自分で色んな物事を判断して行動できるようになります。
思えば、私は本を読みながら、『なぁんだ、結局みんなも同じようなことを考えているんだなぁ』と学んでいるような気がします。
私が本を読む理由は、色んな新しい情報を得たいという思いからです。日々自分をアップデートしていきたいのです。
小説は最近読むようになりましたが、小説に出てくる人物には、何かしら悩みや課題があります。
小説を読んでいると、一緒になってその主人公や周りの登場人物の課題をクリアしていく気分になり、自分も同じような悩みを抱えていることに気づきます。
私にとって、小説や色んな本を読むことは、自分を安心させることでもある。
そんな本に今回は出会い、安心し、次も面白い小説を読もうという気になりました。