プレスリリース
新しいビジネスのスタートや既存ビジネスであっても新しい市場へサービスを投入する場合、プレスリリースは有効な営業活動のひとつとなります。
一度のプレスリリースで、かなり広範囲に宣伝が行き渡るからです。
ただし、ニーズを喚起しなければならないのか、既にニーズを掴んでいるのかを考えてライティングをしなければ、広告費をドブに捨てることになります。
プレスリリースで何をしたいのか、商品やサービスの告知が目的なのか、それとも会員登録などの行動を促すのか、はっきりさせておきたいところですよね。
今は、インターネットを利用した宣伝活動は、欠かせない時代となっています。
ウェブサイトを受け皿にして、見込み客を獲得するネットマーケティングは、小予算で大きな利益が得られる可能性を秘めていますし、実際に、成功事例はたくさんあります。
中小企業など広告予算が潤沢とは言えない会社も、成功の可能性はゼロでは無いところが人気となっています。
具体的には、主要ポータルサイトにバナー広告を掲載したり、検索キーワードに連動したテキスト広告の出稿、メールマガジンでの告知など、インターネット広告の市場は依然として右肩上がりです。
ソーシャルネットワーク内の広告も効果があるとのことで、年々、SNS運営会社の業績は伸びていますね。
ただし、単純に広告を出稿すれば良いというものではなく、やはり戦略ありきではないでしょうか。
ダウンコート
ある週末に車の渋滞に入り込んでしまった。
とはいえ、なんでこんなところで車の渋滞?
と思っていたが、衣料品の量販店の裏口だった。
そういえば、広告が入っていた。
主人は
「服買いたい人が、こんなにいるものなのか」
と、驚いていたが、
広告を見ていた私は、なるほどと思っていた。
その週は、本格的に寒さがやってきていた。
そろそろダウンコートほしいなぁ、と思っているところへ、
週末に新聞折り込みに入っていた広告を見ていると、
各種ダウンコートが通常販売価格よりも2000円ほど安くなっていた。
発熱作用のあるインナーや、
タートルネックのフリースなどの写真を見ても、
「そうそう、こういうの買いたいと思ってたんだよね」
と、まさに今自分がほしいものがそこに掲載されているかのように思った。
でも、毎週入る、衣料品店の広告。
毎週入るのに、毎週ほしいものがあるって、どういうことなんだろう。
そのお店の商品がいいと思っているからなのか、
それとも毎週その広告を見ることでほしくなるのか。
実は、客である私たちが商品を選んでいるのではなく、
その広告によって、選ぶように仕向けられているのだろう。
「ダウンコートがほしい私が、たまたまダウンコートの広告を見つけた」のではなく、
「ダウンコートを売りたい店が、
タイミングよく私にダウンコートの広告を見せた」ことによって、
私がそれまで「ダウンコートほしかったんだよね!」という気分にさせる。
世間や世相がブームを呼ぶものもあるが、
ブームを起こして必要な気分にさせられているのかもしれない。
意図的なものによって、世間をコントロールする。
ファッションぐらいなら構わないけれど、
もっと大きな力が働くと怖いな、とも思う。