公開講座の講師

先日のビジネスマナーの公開講座の内容をレビュー。

商談や打ち合わせなど、会社訪問をする時に気を付けておきたい点がいくつかある。
何と言っても、時間厳守である。

自分では余裕を持って相手側の会社に到着したつもりでも、大きな会社だと、応接室に案内されるまでに時間がかかることがあるので、気を付ける。
かといってあまり早すぎるのも、相手側の準備が整っていない可能性もあるので、こちらも気を付ける必要がある。

万が一、到着が遅れそうなときや、ギリギリにしか到着できそうにないときは、あらかじめ連絡を入れることだ。

応接室に通されても、椅子に座るのは、相手に勧められてからにする。
名刺は、訪問した側から渡すのが基本であることも知っておきたい。

冬場はコートを着ていると思うが、その場合は玄関の前で脱いでおくのが、ビジネスだけでなく訪問時のマナーである。
お茶をいただいたときにも、勧められてから飲むようにし、飲み残すことは避けたい。
などなど、実に商談以外に気を配らなければならない事が多過ぎて、本質的でないことが十分すぎるほど解った。

大企業同士のみに通用するのがマナー講座である。
現実の話しとして、中小企業は皆忙しく動いており、いちいちマナーに翻弄されていては、仕事が進まないのである。
かと言って、失礼に当る態度はほとんど見受けられない。

現場を知らずにマナー講師をしている人は、現実的な話をふってみてもピンと来ないので、見切るには丁度良い。

聞き流す英会話と講師

英会話教室は20年の間でだいぶ形やあり方が変わった。
会社の帰りに寄れる少人数制の教室を売りに、大きな駅の近くに教室を構えているチェーンの英会話教室が一時期ブームになった。

そのあとは、外国人講師とのマンツーマンを売りにした教室が増えた。
そのあと、個人的に講師を始める外国人が急増した。
喫茶店で2時間ほど日常会話を交わす。
それだけで3000円とコーヒー代などを、生徒は払うのだ。

働き口を見つけることが難しい外国人にとって、ビザで居られる短い期間に円を得られる良いバイトだった。
しかし、しつこく迫ってくる講師が現れたり、女性講師に対してつきまとう男性生徒が現れたりと、トラブルが絶えなくなってきたのも事実である。
教材を買って家で勉強するというスタイルはあまり意味がないと思われていたが、ここ数年「聞き流すだけで英会話が身につく」というCDが流行している。

耳で聞き流すことで、単語をとらえられるようになるのだという。
実際に海外で数十年暮らしている友人にこの話をすると厳しい表情をしていた。
これは、海外で生活したり、英語にかなり慣れていた人が、英語力を落とさないように使うには最適。
でも一から英語を理解する人には向いていないと思うと言っていた。

外国人と日常会話も旅行先でも会話ができる程度の人にはぴったりなんだとか。
たしかに、しばらく日本に戻っていると、英語の感覚よりも日本語の感覚が早く蘇ってしまうのだという。
外国語を物にできたというバロメーターは夢らしい。
眠っている間に見る夢も外国語で会話をしていたら、完全にその言葉に慣れているんだとか。
聞き流すだけでは私は無理だが、夢に出てくるようになるまで頑張ってみよう。

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