シアター
劇場での興奮と衝撃を体感することが映画の最大の魅力と言ってもいいでしょう。
20代の頃から演劇にはまり、今では毎週どこかの劇場に足を運ぶまでになったのは言うまでもありません。
はじめて見たのはなんだったか、友達のお供で行った劇場での興奮と衝撃がなければ、ここまでの演劇好きにはならなかったのではないかと思う。
今では、ひいきの劇団も数知れず、なじみの俳優さんとも夕食をともにし演劇論を交わす関係になっている。
決してワタシは、製作者側の人間ではないのだけれど。
しかし、この入れ込みようは自分でも驚くばかりで、人間変われば変わるものである。
映画好きから演劇の世界にどっぷりとハマってしまったのだが、ショービジネスに何らかの関心があるのかもしれない。
暗い劇場に舞台だけが輝いている環境に、目が悪くなるから見るな、という人はいないのはなぜだろう。
これは「テレビは悪」と決めつけているに過ぎない。
今の時代は液晶化されているので、目の負担は軽減されている。
番組の質も、以前ほど無茶苦茶なものはなくなったと感じでいる。
ちょっと下品な放送をすると、煩い連中が電話やメールで個人的価値観や感情をぶつけてくるから、制作サイドも画一的な演出になってきたのだろう。
自分の主張が日本の常識だと勘違いしているクレーマーから学ぶものは無い。
インターネットでの映像コンテンツは、彼らにとっては守備範囲外なのにで、制作サイドが好き勝手にやるとしたらネットだろう。
演劇
演劇というと、ちょっと敷居が高いように感じられて躊躇されるかもしれませんが、だまされたと思って一度行ってみてください。
特に著名な劇団の名作を観劇してみると、その価値観は一変します。
芝居というとテレビや映画で見ているからと思っていても、その臨場感と客席と俳優との一体感でハマること間違い無しです。
やはり生の迫力というか空気感は現場に足を運んだ人しか解らないかとおもいます。
最近では演劇自体を録画して映画館で放映するという事もやっていますので、一度見に行って興味を持たれた方は出かけてみてください。
常設会場が用意されている劇団は、一味違いますね。
ライオンキングやオペラ座の怪人などを見ましたが、圧倒的な迫力とその臨場感は、これまで体験したことがありませんでした。
学芸会レベルの演技しか体験の無い人は、あまりの違いに、プロの芸というものを再認識することでしょう。
不自然でない、自然な立ち居振る舞いが、あたかもリアルなものとして目に入ってきます。
チケット代以上の何かを掴むことでしょう。
さて、劇団員のイメージは、売れない、アルバイトで生計を立てる、などが多いかもしれませんが、確かに自分自身の精進と運が未来を切り開くとあって、非常にシビアな世界ですよね。
努力なのか才能なのか、何が分かれ目なのか、さっぱりわからないものです。