おたまじゃくし

先日、4歳になる息子が、ご近所の小学生からオタマジャクシをもらってきました。
初めてのオタマジャクシに息子は大喜び。
小さめの水槽に入れてあげたものの、私はどうやって育てたらよいのかもわからず、内心不安でいっぱいでした。

小学生のお父さんに聞くと、特に餌はあげなくても大丈夫と言うのですが、不安だったので調べてみると、オタマジャクシは雑食なので、ご飯粒や野菜、魚や肉などの残り物を餌おして与えると良いというのです。
改めて餌を用意したりポンプなどの環境設備が必要だと大変ですが、1週間に1度程度水を変えてあげるだけなのでお世話も簡単でした。

もらってきたオタマジャクシは、頭としっぽだけの状態。
これから後ろ足が生えて、前足が出てきて、しっぽが無くなって、といった手順はわかるのですが、私自身もその過程を見るのは初めてで、日が経つうちに楽しみになりました。

2週間が経ち、後ろ足が生え始めたころから、息子は毎日、「いつカエルになる?」と聞いてきますが、私にも全くわかりません。
息子と私は、一緒にオタマジャクシの絵を書いたり、どんな種類のカエルになるのか図鑑を見たり、名前を付けたりして、すっかりペットとして愛着を持つようになりました。

しかし、カエルになったら生きている虫を食べる必要があるので、「カエルになったら、田んぼのおうちに返そうね」と息子と約束しました。
これから先、ちゃんとカエルに成長するのか、そしてどんなカエルになるのか、家族の楽しみなのです。

爬虫類と両性類が大の苦手の私

私は、そもそもあまり動物が好きではありませんが、中でも爬虫類や両生類などは大の苦手です。
見た目の不気味さと、あの感触が非常に嫌いなのです。
女性の中には、蛇でもトカゲでも可愛いと言って可愛がる人もいるようですが、私には全く理解できないことです。

私が通っていた小学校のプールは、外にありました。
暑い日はプールに入るのがとても楽しかったので、ほとんど毎日通っていたような気がします。
しかし、足を洗う場所に必ずイモリが数匹います。
背中は真っ黒なのに、お腹はオレンジ色。
あのわけのわからない色の組み合わせと、間違って踏んづけてしまったりしないかと心配になる不安。
今でも私の脳裏に、しっかりはっきり刻み込まれているのです。
結局小学校6年間、おかげさまで踏んづけてしまう失敗はありませんでしたが、気持ちが悪い思い出だけが頭にこびりついています。
子供の学校のプールも外にあるのですが、そんな不気味な生き物はいません。
夏休み中も、係のお母さんが交代で見に来るのですが、特別嫌な生き物を見ることもないのです。
どうしてあんなにイモリがたくさんプールにいたのか、今でも不思議です。
カエルも気持ち悪く思うのは私だけでしょうか。
その年によって、カエルをたくさん目にする時と、ほとんど見ない時がありますが、たくさんいる時は本当にもう地獄です。
周りの人からは、噛みつくわけでもないのにどうしてそんなに嫌いなのかと不思議がられます。
これはもう、生理的に受け付けないこと。
誰にでも、そんな存在が何かしらあるのではないでしょうか。
ちょっと訊いてみたいような気がします。

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